第六章 宝探し【日本全国ダーツの旅】

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「スナ、どうかしたのか?」 髭おやじが心配そうに尋ねるが、何も話す訳にはいかない。 「なに、たいした事じゃない。出掛ける用ができただけだ。」 不審そうな髭おやじに そう告げて俺は、店を出た。 表通りにその男は立っていた。 車に乗るように促された。  車内には体格のよい屈強な男が待っていた。 その男たちに挟まれ 後部座席に座ったおれは 目隠しをされた。 どこかへ連れていかれるようだ。 ナノロイドに関する話だけならこんな手のこんだ行動は、いらないだろう。 こいつらの目的は何なんだ?
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