第二章・初めてのお使い

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「クラウド兄ちゃーん!!」 アークは長老の洞窟がある山のてっぺんにやって来た。 「……なんだ、アークか。」 そこにいたのは藍色の近寄りがたい雰囲気を醸し出しているドラゴンだった。 「長老様が火炎術教えてもらいなさいって。」 アークはクラウドの雰囲気に構わず親しげに話しかける。 「あぁ、そうか。 手本を見せるぞ。」 クラウドは顔を空に向け大きく息を吸う。 そして一瞬息を止めると空に向かって炎を吐き出した。
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