第二章・初めてのお使い

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「はぁ、まだわからないか。」 「……うん。」 アークは見るからに気落ちしている。 「気にするな。 最初から上手く行く奴はいない。」 クラウドはアークを慰めるように言う。 「いいか、コツは息と一緒にあるものを吸い込む事だ。」 「あるもの?」 「あぁ。 それは『エレメント』だ。」 「エレメント?」 「エレメントはこの世界の至る所に存在している。 人間は魔力と呼んでいるらしいがな。 その火のエレメントを取り込んで吐き出すのが火炎術のネタだ。」
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