第一章・産声

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ドラゴン達は一斉に羽ばたき森や海に飛びそれぞれの獲物を捜す。 見つけた獲物はその場で食べずにこの広場に持ち帰り、皆で分け合いながら楽しく頂く。 なぜならまだ獲物を一匹で取れない子供や身体のよく動かない年老いたドラゴンもいるからだ。 この宴の時は無礼講、子供も大人も関係無しで騒ぎまくる。 ドラゴン族に新たな命が産まれた時にある宴・龍誕祭が始まろうとしていた。 一方先程産まれたこの宴の主役でもある子ドラゴンは緋色のドラゴンの庇護の元すやすやと寝ていた。
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