正月

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「さて、家に着いたな。」 「小説って便利だね」 全くだ、俺もそう思う。 さて、家に入るか。 俺は鍵を取り出し、家の鍵を開ける。 「ただいま~」 「ま~」 「ま~」って何だよ「ま~」って。普通、お邪魔しますとかだろ。 あ、メグは一緒に住むからただいまか。 「返事がないね」 メグが言ってる通りに返事が帰ってこない。 玄関の電気も消えてるし、家の中がし~んとしてる。 まさかYO☆NI☆GE☆? 今日、蕎麦と闘った戦場(テーブル)の方を見ると置き手紙が3枚あった。 「これ手紙だよな?」 「だよね?」 何故一枚にしないか考えながら手紙を一枚手に取り、俺は読んだ。内容はこんな物だった。 ICEるMYサンへ 君がこの手紙を読んでるときには、私達はもうこの家にいないだろう。 この家を出る時に、家に帰って来た君達にバッタリ会わないかぎり・・・・ 一応聞いたと思うがその娘は茂、君の許嫁だ。今まで話さなかったのは悪かったと思う。 今まで言おうとは思った、だが・・・・ 「だが?」 YOUT〇BEがハマって言うの忘れちゃったテヘッ♪ 「うわあぁぁ!!」 俺は全力で手紙を破った。 「茂!?」 「はっ!?俺は一体何を!?そうか、手紙を破ったのか・・」「とりあえず次のを見てみようよ。」 「ああ、そうだな」 二つ目の手紙を手に取り読む。内容はこうだった。 ICEるMYサンへ 君が手紙の途中で破る事を予想し、2枚目の手紙を書いた。 「すげーな、当たってるよ」 つか、さっきからICEるって何だよ。某週刊少年誌の漫画のタイトル思い出すわ! まぁ、私達はとある理由によって、タカ〇シに会いにアメリカへ行く。当分帰ってこない。 「親父よ!確かにタカ〇シは“欧米か!”って言ってるけど!」 「※欧米ってイギリスだぜ?」 ※実際はアメリカとヨーロッパだとか。 「タカ〇シが日本にいる事はツッコまなくていいの?」 「そこをツッコんだら旅行に行く意味が無くなるだろ」 「そっか♪」 笑顔でメグは言った。
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