嵐のような一週間、次はテスト!?

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「俺は姉さんに用があるんだ」 「あ、そう。で、何?」 そこはさっきのノリでいかないんだ・・・・ 「一つ目、何故姉さんは一人で帰ってきた?他の三人はどうした?」 ついでに他の三人は母さん、親父、弘之の事だ 「あ~それね。弘之はまだ小6でも私は高一じゃない?受験の勉強があるから戻ってきたのよ。」 まだ高一の分際で受験勉強だなんて・・・ 「では二つ目、何故俺に許嫁がいることを秘密にしていた?」 「それは茂が小さい頃、車に曳かれそうになった子供を体張って助けたじゃない。」 ああ、あの時か・・・ 懐かしいな、俺が五歳ぐらい位の頃かな?歩いてたら赤信号なのにトラックが無視して通行したら女の子がいて、俺が女の子を突き飛ばしたんだっけ・・・・ 結局、俺は意識不明の重体に陥って、三日間寝てたんだっけ?そういや、あの後なかなか寝れなかったっけ・・・・ハハハ・・・懐かしいな 「実はアンタが助けた女の子、アレ恵ちゃんよ」 「は!?何だよそれ、嘘だろ!?アレがメグなわけ・・・・・」 俺はその時の女の子の顔を思い出した。確かに、言われてみれば似てる。 「でもそれが許嫁と何の関係があるんだよ!?」 「今から私がその時の事を言うから聞いてて。」 姉さんは語り出した。
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