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「私は茂の許嫁だけど・・・・」
この瞬間、優香の笑顔が凍った。
「いい・・・な・・・ずけ?」
「優香さ~ん?大丈夫ですか~?」
優香の肩を揺らしながら言う。
「・・・・・・・・・」
返事がない、まるで屍のようだ・・・・
「ま、とりあえずこの子はベッドで寝かせて、私達は朝ご飯食べよ。私、お腹空いちゃって・・・」
お腹をさすりながらメグが言った。
「優香には悪いけど今はそれが一番だな」
「茂はその子をベッドに運んで、私はご飯作ってるから」
「御意」
「なにそれ?」
「なんとなくだ、気にするな」
俺は優香をおんぶし、部屋へと向かう。
「悪いけど俺のベッドで我慢してくれよ」
俺は優香をベッドに降ろし、毛布をかけた。
そして俺はこの部屋を立ち去った
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