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「俺は大丈夫だ。だからお前等は勉強を続けてくれ」
「分かりました。でも無理はなさらないで下さいね。」
「ああ」
俺は部屋を勉強会に使われているので、心配を掛けないように部屋を出て、リビングへ向かった。
「おっ、メグ。」
「あっ、ダーリン。どうしたの、確か部屋で勉強会してるんじゃなかったの?」
「ヨイショっと。俺は自分で言うのもなんだが、勉強は出来る方でな。」
俺はソファーに腰を掛けながら言った。
「ただ、久美が変わっちまったからな。まだ環境に適応できてないのか、変な悪寒を覚えるようになった。」
「私も、久美ちゃんが変わってから変な頭痛がするの・・・」
「最近、小百合も家に来なくなったし。」
「何か不吉な予感がするわ・・・・」
「例えば、家に泥棒が入ってくるとかーーー」
「キャアアアァァァァ!!」
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