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「茂さんは意地悪です・・・・」
小百合はしゅんとした顔をした。俺、そんなに悪いことした!?
すると、小百合は突然震えだした。
「し、さ・・・・、お・・・・」
小百合はさっきまでとは違う弱々しい声で何かを俺に伝えていた。
「さ、小百合!?どうした!?大丈夫か!?」
「し・・・・茂…さん、ちょっとお邪魔します!!」
「ヒャァ!!」
小百合は俺の首筋にキスした。余りの突然の事に俺は変な声を上げてしまった。
チュウ、チュウ・・・
お、誰かが俺達に隠れて部屋でジュースを飲んでるみたいだな。チュウチュウ音がするぜ!!
だが音はすぐ近くからした。
チュウ、チュウ・・・・
ほおら、小百合の方から音がして・・・・
って俺、血吸われてる!?
「プハッ!!茂さん、有難う御座いました!!」
小百合の口が俺の首から外れた。小百合の口から少し長く尖っている牙が見えた。
さて、事情聴取の開始だ。
アレ?俺、意外と冷静!?
「茂さん・・・・・」
聴取しようとしたら小百合が話始めた。
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