6135人が本棚に入れています
本棚に追加
「茂さん、もうお分かりになられたでしょうが、実は私、吸血鬼なんです!!」
・・・・・・・・フーン、そうなんだ
え?リアクションがイマイチ?いや、正月に助けた女の子が許嫁だとか、小学校高学年から高校までのカリキュラムを三年で終わらせたとか、妹がレディースの総長だとか聞くと驚かなくなるものですよ・・・・
たかが吸血鬼くらい・・・・
吸血鬼・・・きゅう・・・・
WHATS!?VAMPIRE!?
桁違いじゃねーか!!
「マジっすか・・」
「この少し伸びて尖っている犬歯が証拠です。」
小百合はさっきの歯を見せてきた。コレが首に刺さったのに何で首が痛くならないんだろう?まさに摩訶不思議アド(以下略
「で、何で俺だけにそれを伝えるんだ?」
「茂さんには伝えておこうと思って・・・でも、やっぱり気持ち悪いですよね。吸血鬼なんて・・・・・・」
小百合は悲しそうな顔をして窓の方へ向かい部屋を出ていこうとした。
「待て、どこへ行くんだ!?」
小百合はコッチに振り向いて言った
「茂さん達に迷惑を掛けないように地の果てに消えます。本当に今まで有難う御座いました。」
そう言って小百合は窓からどこかへ飛んでいってしまった
最初のコメントを投稿しよう!