今度こそ!テストが始まる!

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「ダーリン、ほら」 メグは親から餌を貰う雛のように大きく口を開けた。 「ん?顎が外れたか?」 「もう、ダーリンがさっきアーンしてあげるって言ったんじゃない!」 そういや、そんな約束してた気がするな。フッ・・・・ついさっきの事を忘れるだなんて、俺はもう末期だな。 「早く!」 メグはお腹が空いてるのか、早くアーンしろとねだってきた。 「よっと」 俺はカツ丼を一口取り…アレ!?取り難ッ!あ、箸で取らんでもスプーンで掬えばいいんだ。 「フー、フー」 俺はカツ丼をスプーンで一口掬い、フーフーと息を掛けた。火傷したら嫌だからね 「ダーリンの吐息入りカツ丼/////」 ツー…… メグさん、ちょっと鼻血ぃぃぃぃ!!勝手に一人の世界に行くなぁぁぁ!! 「メグ、戻って来い!」 俺はメグの肩を軽く叩いた。 「ふえっ!?ダーリン!?何で服着てんの!?」 「妄想と現実の世界を一緒にするなぁぁぁ!!」
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