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「ただいま~。」
俺は家に入り、玄関で靴を脱いでいた。
「おかえりー、って兄貴どこ行ってたん?」
玄関には靴の整理をしている久美がいた。偉いなぁ。
「小百合を家に送ってたんだ。心配掛けたなら謝る。」
「小百合んちは確かすぐそこやった筈やけどなぁ~。こんなに遅かったって事はまさか・・・・・・!」
「何もしてません!!」
俺は慌てて言った。
「おっ!し~し~帰ってきたのか?ゴクッ」
ゆ~ゆ~が牛乳ビン片手に玄関へ来た。
「ああ。ところでゆ~ゆ~、そろそろ薫さんに挨拶しに行きたいんだが。」
「プハー!あ、母さん?いいぜ。なんなら今から行くか!」
ゆ~ゆ~、牛乳飲んだ後プハーって言うのはボーイッシュ通り越して最早、親父臭いぞ。
「ウチも行ってええか?σ(-^)」
「ダメだ、お前とメグは家でお留守番。」
楓?さっき家に帰りました。
「しゃーない。後で何か埋め合わせな!」
「OK」
俺は軽く承諾して、再び玄関を飛び出した。
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