ハワイ三日目

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弘之side 「うっ・・・死ぬかと思った。」 「兄貴、スマン!」 久美姉さんが頭をペコペコ下げて兄さんに謝っていた。 『死ぬかと思った?兄さん、もしかしたら……』 「久美姉、もう一回さっきのやって!!」 「へ?」 「早く!」 久美姉さんはすぐにさっきの様に兄さんに抱きついた。 「じ、じぬ~…!」 「スマン!」 久美姉さんはすぐに離れた。 「弘之、あんた何がしたいの?理由も無しに茂に今苦しい思いをさせたなら承知しないわよ。」 美代姉さんが俺の頭を片手で鷲掴みにして言った。 「姉さん、兄さんは今少しずつであるが記憶が戻ってきてる。」 「何か考えがあるようね・・・・二十秒で言いなさい。」 姉さんは右手にキッチンタイマーを取り出し、二十に設定した。
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