決断

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「俺…?アンタ茂なのね!?」 「当たり前だろ、それよりどうしたんだ?姉さんも弘之も、俺も真っ黒じゃねえか。俺が寝てる間に何があった?」 「ああ…。簡単に説明するとアンタはね、さっきまで記憶を失ってたのよ!」 「記憶を失う?マジすか?」 「で、その時の男の子名前が奏太君よ。」 名前覚えてんなら記憶喪失じゃなくて二重人格じゃね? 「で、その後アンタを治すために日本に帰る事になったの。 でもこの役立たずが日本へ帰る道を忘れてね、そこら辺を漂ってるうちに燃料が切れて、墜落しちゃったわけ。運良く日本に着いたからいいけど、ヘリコプターは爆発して私達は真っ黒になるし・・・・・・。全く、弘之は後でお仕置きね。」 「姉さん、みんなは?」 「楓ちゃん達は助けを呼びに言ったわ。メグちゃんのお父さんが来てくれるらしいわ。」
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