佐藤家ハッスル!

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「死ねェー!」 後ろから渚が木刀を振りかざしてきた。 だが久美は後ろを向かず、人差し指と中指で白刃取りする 「ウチ等最低で三人倒さなアカンねん、あと二人倒したらお前んとこ行くさかい、待っとれ」 久美は木刀を押し返す。 「舐めんなァァ!!」 再び渚が木刀を振りかざす ドゴッ! 「後ろからなんて、卑怯じゃない?」 「クソッ・・・・小百合・・・・」 「小百合、おーきに」 「いえいえ、どーも」 そんな話をしている内に小百合と久美は囲まれてしまった 背中合わせになる久美と小百合 「行くで、どっちが多く倒したか勝負や!!」 「それなら私に有利ですね」 小百合は懐から細長い棒を取り出す 「何や、それ?」 「コレは昔、天で大暴れした猿の妖怪が持っていたという伝説がある棒です。コレのお陰でさっきは渚さんを倒せましたよ。いや~感謝、感激」 要するに如意〇やな、まさか実在するとは・・・・・・ 「では、そろそろ逝きますよ!!」 「小百合はん、漢字ちゃうんちゃう!?」 「気にしたら負けですよ!ウリャー!!」 ウチもぼちぼち行かなアカンな・・・ 久美は背中からバットを出し、敵へと突っ込んでいく。 「テリャー!!!」
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