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案の定、部屋には久美がいた・・・・・
「あれ?いない」
わけでは無かった。
「置き手紙?」
机に手紙らしき物が置いてある。俺はとりあえず読む事にした
手紙の内容はこうだった
兄貴へ
11時に駅前の銅像に集合。
シンプルだ
兄妹、好きな物は似るようだ。
あ、俺達義兄妹だっけ
時計を見ると、9時30分。
まだまだ余裕。つか何で待ち合わせにするんだ?デートらしくするためか?
まさかな………
俺は暇つぶしに昨日のバックに入った諭吉さんを数える事にした。
「良し、そろそろ行くか!」
俺は家を出て駅へと向かった。
「良し!時間ぴったし!」
俺は駅に来たのと同時に時間を確認した
「兄貴~!」
俺は声のする方を向いた。見るとメグが手を振っていた。俺はメグの元へと走る。
「待ったか?」
「二時間くらい」
そんなに待ってたのかよ!!何でそんな早く来るの!?
「なあ久美、一つだけ質問があるんだけど?」
「なんや?兄貴」
「そこでぶっ倒れている集団は何なんだ?」
ずらーっと倒れている人たち。人間ドミノでもしてたのか!?ってぐらい
「ナンパしてきたから、護身用のヌンチャクでぶっ叩いただけや」
流石、美人兼総長
「じゃ、早よ行こか」
久美は腕に抱き付いて来た。周りの視線がテラヤバス!!
「久美よ、離せ!」
「じゃ代わりにキS「却下」
「じゃあ、ウチとヤR「断固拒否」
「じゃあ、なんならええねん!!」
何か立場が逆な気がするのは気のせいか。
「とりあえず離せ。」
久美は渋々腕を放した。そして俺は腕を組んだ。もちろん久美とだよ?一人で腕を組むなんて悲しい事しないよ?
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