久美とお買い物、帰ったら鬼が待っている!?

7/10
前へ
/341ページ
次へ
案の定、部屋には久美がいた・・・・・ 「あれ?いない」 わけでは無かった。 「置き手紙?」 机に手紙らしき物が置いてある。俺はとりあえず読む事にした 手紙の内容はこうだった 兄貴へ 11時に駅前の銅像に集合。 シンプルだ 兄妹、好きな物は似るようだ。 あ、俺達義兄妹だっけ 時計を見ると、9時30分。 まだまだ余裕。つか何で待ち合わせにするんだ?デートらしくするためか? まさかな……… 俺は暇つぶしに昨日のバックに入った諭吉さんを数える事にした。 「良し、そろそろ行くか!」 俺は家を出て駅へと向かった。 「良し!時間ぴったし!」 俺は駅に来たのと同時に時間を確認した 「兄貴~!」 俺は声のする方を向いた。見るとメグが手を振っていた。俺はメグの元へと走る。 「待ったか?」 「二時間くらい」 そんなに待ってたのかよ!!何でそんな早く来るの!? 「なあ久美、一つだけ質問があるんだけど?」 「なんや?兄貴」 「そこでぶっ倒れている集団は何なんだ?」 ずらーっと倒れている人たち。人間ドミノでもしてたのか!?ってぐらい 「ナンパしてきたから、護身用のヌンチャクでぶっ叩いただけや」 流石、美人兼総長 「じゃ、早よ行こか」 久美は腕に抱き付いて来た。周りの視線がテラヤバス!! 「久美よ、離せ!」 「じゃ代わりにキS「却下」 「じゃあ、ウチとヤR「断固拒否」 「じゃあ、なんならええねん!!」 何か立場が逆な気がするのは気のせいか。 「とりあえず離せ。」 久美は渋々腕を放した。そして俺は腕を組んだ。もちろん久美とだよ?一人で腕を組むなんて悲しい事しないよ?
/341ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6135人が本棚に入れています
本棚に追加