久美とお買い物、帰ったら鬼が待っている!?

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「おお、スゲェ」 俺達は店の中に入った。只の店の中ではない、VIPルームって奴だ。 中がスゲー豪華。 王室って感じがするよ。 だって、中にはキリンさんの首位長いソファーとか、映画館のスクリーン位デカいテレビとか、永遠に寝返りを打てそうなベッド。実際、王室より豪華じゃない? 「小百合ぃー、このベッドメッサ弾むやん♪」 久美は楽しそうにベッドを飛び跳ねている。 俺もやってみるかな? いや、止めておこう。兄として・・・・・ しばらく俺達は小百合と遊び、結局服を一枚も買えずに店を出た。 「服、買えなかったな」 「スマブ〇に熱中しすぎたんや・・・・」 小百合は強かった。小百合は優香と同じ様にマスターハン〇を出してきた。 二人掛かりでも勝てなかった。強すぎるだよ、マスターハン〇。 「なぁ、兄貴。質問があるんやけど」 「俺の答えられる事なら何でも答えよう。」 「今日、メグはんが兄貴の事、ダーリンって呼んでたやん、二人共恋人関係なん?」 「そっか、久美は知らないんだ。アイツは俺の許嫁なんだよ。しかも2日前に会ったばっかなんだよ。」 「許嫁!?マジなんかソレ!許嫁なんて漫画だけちゃうんか!?」 「まぁ、聞けって。 アイツは一昨日来てさ、不良に絡まれた所を助けたら一目惚れされてさ。 その後に俺と自分は許嫁だって言ってさ、あん時はビックリしたよ。 しかも一緒に住むとか言ってさ。それで何か個人的に俺の事をダーリンって呼び始めてさ。 そう言えばこの2日で色々あったな。」
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