6135人が本棚に入れています
本棚に追加
「何でしょうか、茂様?」
その人は地面に着地しながら言った。
「だから様付けは止めてくれよ。楓は俺より年上だろ?」
「し~し~コイツ誰だ?」
「この人は華山楓(ハナヤマカエデ)中学3年生海桜中学の生徒会長を勤め俺のボディーガードでもある。ボディーガードにした理由はーーーー」
すると、周りが突然騒がしくなってきた。
「キャー!茂様よ!」
「あの女達は誰よ!生意気ね!」
「会長もいるわよ!」
もう、波としか言えない勢いでスゴい数の女子が走ってくる
「チッ、もう来たか!楓、久美を頼んだぞ!」
「分かりました!」
楓は久美を連れスゴい速さで先に学校へ行った。
「ダーリン、アレ何なの?」
「後で説明する、それより絶対に離れるなよ!」
「わ、わかった!」
波(女子達)が茂達に押し寄せて来た。
「キャー!生茂様、かっこいい」
「茂先輩好きです!」
「私と付き合って!」
「茂様、その女達は誰なんですか!?アンタ達、茂様とどんな関係よ!!」
波(女子達)茂達を丸になるように囲み、近付いて来る
「し~し~、苦しいよ」
「押しつぶされる・・・・」
「二人共、しゃがんで12時の方向へ進め。そこで合流だ!」
三人はしゃがみ、這いながら人混みの中を脱出する。
「ふー、やっと出れた。」
「全く、何だよアイツ等は・・・・」
「お陰で制服が汚くなっちゃった」
再び歩きだす三人。
「で、アイツ等は何なんだよ?」
「アレは俺のファンクラブの会員だ」
最初のコメントを投稿しよう!