登校!青春が俺を待っている!

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「何でしょうか、茂様?」 その人は地面に着地しながら言った。 「だから様付けは止めてくれよ。楓は俺より年上だろ?」 「し~し~コイツ誰だ?」 「この人は華山楓(ハナヤマカエデ)中学3年生海桜中学の生徒会長を勤め俺のボディーガードでもある。ボディーガードにした理由はーーーー」 すると、周りが突然騒がしくなってきた。 「キャー!茂様よ!」 「あの女達は誰よ!生意気ね!」 「会長もいるわよ!」 もう、波としか言えない勢いでスゴい数の女子が走ってくる 「チッ、もう来たか!楓、久美を頼んだぞ!」 「分かりました!」 楓は久美を連れスゴい速さで先に学校へ行った。 「ダーリン、アレ何なの?」 「後で説明する、それより絶対に離れるなよ!」 「わ、わかった!」 波(女子達)が茂達に押し寄せて来た。 「キャー!生茂様、かっこいい」 「茂先輩好きです!」 「私と付き合って!」 「茂様、その女達は誰なんですか!?アンタ達、茂様とどんな関係よ!!」 波(女子達)茂達を丸になるように囲み、近付いて来る 「し~し~、苦しいよ」 「押しつぶされる・・・・」 「二人共、しゃがんで12時の方向へ進め。そこで合流だ!」 三人はしゃがみ、這いながら人混みの中を脱出する。 「ふー、やっと出れた。」 「全く、何だよアイツ等は・・・・」 「お陰で制服が汚くなっちゃった」 再び歩きだす三人。 「で、アイツ等は何なんだよ?」 「アレは俺のファンクラブの会員だ」
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