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「ファンクラブ?」
「いつの間にそんな有名になったんだよし~し~。」
「俺が言うのも何だけどさ、こう見えてもメチャメチャモテるからさ。
ファンクラブが勝手に出来てさ・・・・
毎日こうやって女子共に襲撃されるんだよ。最初は拉致られた事もあった。」
「ドンマイ」
「それでさ、実はファンクラブの会長は楓なんだ。」
「え!?あの人も私達のライバルなの!?」
ライバルって・・・・。そんな大げさな・・。
「楓は、まさかファンクラブの会員達が俺を襲撃するなんて思わなかったみたいでさ、
拉致られた後、そんなつもりは無かったって謝ってきたんだよ。
俺は別に大丈夫だって言ったけど、楓は責任を感じちゃってさ。
楓はせめてもの罪滅ぼしに俺を会員達から守るボディーガードになったんだ。」
「ダーリンも大変だね。」
「ところでし~し~、今何時だ?」
俺は腕時計を見た。
「は、8時・・・」
早く行かなきゃ!初日から遅刻はヤバい!
「ゆ~ゆ~、メグ、ダッシュで行くぞ!」
「「ガッテン承知の助!」」
古い・・・・・・
「ハア・・・ハア・・・・死ぬ。一日のパワーを使い果たした気分だ・・・」
なんとか俺達はギリで間に合った。俺は二人を校長室に送り、教室に戻った。
久美は楓が送ってくれたらしい。
「朝から、お前も大変だな」
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