―Ⅰ―<遭遇>

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―…また、あの夢だ。 薄暗い部屋…私は悪夢にうなされ目を覚ました。 ふと、枕元にある携帯に手を伸ばし、時刻を確認しようと開く。 携帯から漏れる光が薄暗い部屋の中で私の顔を照らす。 目を覚まして間もなく、暗闇に慣れた状態の私は、自発的ではあるが、突然の光に目を細め慣れるのを待つ。 そしてようやく時刻を確認。 「2時半、かぁ…。」
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