―Ⅰ―<遭遇>

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"限界"を超えた私の頭は、思考を止め、無の領域に入る。 "限界"を超えた私の身体は、震えることすら忘れ、ただ、立ち尽くす。 心の臓を掴まれているような 視線を惹き付け、視る者全てを重圧し、押し潰すかのような 圧倒的な威圧感と存在感。 漆黒の衣にその身の全てを包み "ソレ"は、今、目の前に――。        
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