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「なぜだ?」
「ちゃんとした理由が欲しいところです」
ルミもギルド長に近づき、2人そろって詰め寄る
「本来なら学生じゃか…」
話していたギルド長の顔の横を闇の矢が飛んでいった。あと少しでもずれていたら直撃だ
ギルド長は横目にそれを見ると、座っていた椅子には小さい風穴が空いており、冷や汗をかいていた
震えながら魔法を放った本人を見ると、殺気を込めた視線が向けられており、目を離した
ギルド長の顔には冷や汗が浮かび、ライは手のひらをギルド長に向けている
「重い内容だと伏せたがるのはギルド長の悪い癖だ。
本当の内容を言え」
ライは近くにあったナイフを手にとりギルド長の首に近づける
「ライ、脅迫はダメですよ」
ルミはライを宥めるように彼の右肩に左手をポンと乗せた。ライは仕方ないと首を振り、ナイフをギルド長の頬をかすめるように投げた
「しかし、私もちゃんとした理由が欲しいので、今回はライに味方します」
「だそうだ。言ったほうがまだ身のためだと思うのだが、どうだ?」
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