罵声

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親友の故郷に着き、この手紙を届ける恋人の家まであともう少しだと感じていた。 しかし、彼を好意的に見る目はなく、罵声を浴びせられた。 「なんだあの気味悪いネコは!」 「見てみろよ、悪魔の使者だ」 そんな罵声を受けても彼は動じることはない。 なぜなら彼には生きていく意味があるからだ。 「なんとでも呼ぶがいい。俺にはあいつの手紙を届ける役目があるんだ!」 彼は罵声をもろともせず恋人のへと急いだ。
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