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女は彼を抱き上げ、傷だらけになった体を綺麗していた。
「素敵な勇者さんありがとう」
そう言いながら彼を庭に埋めた。
彼は孤独で嫌われる存在だったのかも知れない。
でも、彼を必要とする人が現れ、彼は孤独では無くなった。
誰にでも必ず「生まれた意味」があるはずだ。
それを見つける為に毎日生活しているのかもしれない。
少なくとも彼は「生まれた意味」を見つける事が出来た。
彼は親友との約束を果たし、静かに眠りについた。
~完~
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