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彼が男と過ごし出して2年程経った。
彼は男の優しさと温もりに触れ、自然と男に甘える事ができるようになっていた。
「今日はちょっと寒いねぇ。こっちで一緒に暖まろう」
彼は男の腕の中に潜り込み、甘えるように声を出す。
「君は僕にとって大切な存在だよ。出会えて本当に良かった」
そういうと男は彼を抱き締めた。
「これが「温もり」なのかな?今まで一人で生きていくって思ってたけど、やっぱり一人じゃ生きていけないんだ」
男のおかげで彼は、他人を愛する事を学び、生きていく楽しみを得る事ができた。
この幸せな日々はずっと続くと思っていた。
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