第2章

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俺のとなりで、チョコスティックを食いながら文句を言うこいつ… 高原 大輔は、体はでかいが誰にでもやさしいお調子ものだ。そこがたまに傷を作ることもあった。 身長は俺らの頭一つ飛び抜けており、よく言えばガッチリ、悪く言えばポッチャリだ。 髪は短髪、片手にはお菓子、目は少し垂れ目で奥二重だ。 そして優しそうな目をしている。 そして、誰でも気軽に話しかけられる安心感があった。 そうそうこいつを忘れてた。 大輔は、頭に大がつくほどの偏食の持ち主でもある。 「ん? どうした。なんか顔にでもついてるのか?」 チョコを食べながら顔を覗いてきた。 「いや、なにも」
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