第2章

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「どうでもいいが大輔、ものを食いながらしゃべんな。こっちまで飛ぶぞ」 「ハジメ。そいつは世間の言葉を借りて言うと〝無理〟って言うんだぜ。」 「ははは。」 そしてこいつ、橘 大和は俺らのまとめ役で、う~んそうだな。まぁリーダーみたいなやつだ。 長身痩せ形で髪は長く、目は二重で顔も整っている いわゆるイケメンだ。 こいつは、みんなのことを思って行動する。だから俺も大輔も、孤児院のみんなも大和のことを信じている。感謝しているのかも知れない。 大和はこの国の人間ではない。敵国の生まれのものだ。 元々この国は二分されていた。そして勝った方がこの国の王であり、負けた国は隅っこにおいやられる。そんなことを繰りかえしてきた。 そして七年前、新兵器を使い争いが始まったのだった。
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