第2章

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紗季は視力が弱く、眼鏡をかけているのだが、大和と大輔によく眼鏡を隠される。 そしてその度に、俺が探して持っていってやってた。 あの日だってそうだった。 「そんな泣くなって。また隠されたら俺が取り返してやるからさ。」 「うん・・。」 紗季は、俺達より2才年下の13才だ。 紗季は髪がロングで、顔は小顔だが目はパッチリ二重だった。そして大和と同じく、容姿が良く将来は美人になるであろう。 紗季は幼いころに両親を亡くしたこともあり、他人に心を開くことが苦手であった。
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