百夜

第２章

「なぁ、これからどこ行く？｣

そこには、これからどんなことをして遊ぶかたくらんでいる、高原 大輔の姿があった。

先の大戦から7年。停戦ではあったが、ここ王国ブリテンにも束の間平和が戻りつつあった。

「ん～俺は何処でも。大和は？｣

「バカだなお前ら。行くとこっつたらあそこぐらいだろ。｣