再会‐はじまり‐

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  洋一は急いでリモコンを上に向け、ピッ…電気が付く。 「……っ!!??栞莉っ!!」 洋一がガバッと起き上がる。 隣で寝ていたのは弟ではなく、久しぶりに会う幼なじみだった。 「何やってんだよ!超びっくりした~。」 「………う~ん。何って、……寝てた。」 栞莉は淡々と答え、伸びをする。 そんな2年ぶりの栞莉に、洋一は呆れ返る。 「相変わらずだなぁ。少しは女らしくなってるかと思ったのに。 んで?なんで寝てんだよ? 来てんなら起こせよ。」 「………。」 話はちょっぴりさかのぼる。  
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