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ガチャ。
栞莉はノックもせずドアを開け、中へと踏み込む。
ベッドの脇にしゃがみこみ、2年ぶりに会う自分の幼なじみを
…見つめる。
自然と手が伸び、
…クシャ
変わらない、クセのある柔らかい髪の毛。
(………洋一だ。)
栞莉は何故だかホッとして、体が暖かくなる。
理由の知れない安心感に眠くなってしまい、目の前には布団。
…ゴソゴソ
何の迷いもなく洋一のベッドに入ると、すぐに寝てしまった。
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