プロローグ

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貴方との時間を思い出しながらメールをうつ。 電車の窓から見えるのは冴々とした銀色の月。 こんなに心を許せる人に出会えたのは初めてで、 こんなにも会いたい人に、 一緒にいたいと思える人に出会えたのは初めて。 そんな想いをなんとか文字にしたくて、携帯の画面を見つめる。 出て来るのは陳腐な言葉ばかり。 こんな言葉じゃ私の気持ちを表現するのに充分じゃない。 言葉は不便。 でも、伝えたい。
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