0日目・嫌悪

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…T子を見るだけで、うんざりする。早く死んでくれないかな?    大嫌いなT子は、私の斜め前の席。顔の表情も見えたり、見えなかったり…。    つまり、私にとって今の席は最悪のポジション。本当に嫌だ。 …え?私がT子を嫌いな理由?そんなのいちいち挙げてたら、きりが無い。とにかく、T子の存在自体が嫌い。    「おーはよっ」    間延びしたT子の声。朝から、こんな声を聞かないといけないのか…。私は、ため息一つ。    「ん?なんか元気無いねー」    「…そんなこと無いんじゃん…」    自然と返事をする私の声は小さくなってしまう。    「…そう」    T子は、なんだか悲しそうな顔をして自分の席へと戻った。    …勝手に傷付けばいい。T子が傷付けば傷付くほど、私は嬉しいんだから。というか、T子が笑えば笑うほど腹が立つ。    「…死ねばいいのに…」    思わず、口に出して呟いてしまった。誰にも聞こえないぐらい小さな声だったけども…。    「…ねえ、○○」    私は、学校の帰りにT子に話し掛けられた。
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