26人が本棚に入れています
本棚に追加
「フッフッフ…、興味なさそうなフリをしても無駄さ、赤羽クン…」
実は6組じゃなかったことを死ぬほど悔しがっていたのだが、どうやらオレのポーカーフェイスは恭一を騙し通せたようだ。
「……はぁ?」
「ほら赤羽クン! 片桐・空が走りますょ?!」
―――片桐・空。
(……ぅ、)
その名前に、体が反応をしてしまう。
ソレを無理に抑えつけた。
「…それがどーした。関係ないだろ」
すると恭一は、ここぞとばかりにニヤニヤと笑う。
「ぃゃぃゃ、分かるって。可愛いよなー、片桐」
「………だから、」
「そうそう。良い体してんよなぁ、特にあの足、あ・し」
「………………」
聞けよ。
最初のコメントを投稿しよう!