◇幼なじみ◇

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桃子は、今。 同じ会社にいる33歳の上司(課長)と、不倫中だ。 「二ノ宮くん。この書類をコピーしてくれるかな。」 と、課長の声。 「ハイ。」 桃子は、課長から書類を受け取る。 書類には、不倫ならではの定番。 クリップで挟まれたメモ書きが…。 (今日時間が取れた。会えるかい?) 桃子は、メモ書きを制服のポケットへ。 コピーを取り終えた書類に、同じくメモ書きをクリップで挟む。 (ごめんなさい。今日は無理。) 書類を受け取った課長は、軽く頷き、 「ありがとう。ご苦労様。」と言った。 この頃、課長との交際は、桃子の中で終止符を打とうとしていた 。 後30分で、今週の仕事終了。 コピー機の用紙を、補給している振りをして、さっき渡されたメモを、シュレッダーにかけた。 そんなこんなしてるうちに、終了のチャイム。 桃子は、早々と会社を後にした。
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