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桃子は、今。
同じ会社にいる33歳の上司(課長)と、不倫中だ。
「二ノ宮くん。この書類をコピーしてくれるかな。」
と、課長の声。
「ハイ。」
桃子は、課長から書類を受け取る。
書類には、不倫ならではの定番。
クリップで挟まれたメモ書きが…。
(今日時間が取れた。会えるかい?)
桃子は、メモ書きを制服のポケットへ。
コピーを取り終えた書類に、同じくメモ書きをクリップで挟む。
(ごめんなさい。今日は無理。)
書類を受け取った課長は、軽く頷き、
「ありがとう。ご苦労様。」と言った。
この頃、課長との交際は、桃子の中で終止符を打とうとしていた
。
後30分で、今週の仕事終了。
コピー機の用紙を、補給している振りをして、さっき渡されたメモを、シュレッダーにかけた。
そんなこんなしてるうちに、終了のチャイム。
桃子は、早々と会社を後にした。
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