◇幼なじみ◇

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桃子と智美の通勤しているビルは、二人の自宅から車で10分位。   桃子は、自宅に着くなり急いで支度をした。 間もなく、智美の車の音。 「お待たせ。」 桃子は、智美の車に乗り込んだ。 「ねぇ桃子」 「なに?」 「何?じゃなくて。課長との事だよ」 いい加減にしなよ!と言わんばかりの口調。 「わかってるって…」 そして桃子は、別れるつもりでいる事を告げた。   智美は、笑顔に戻って 「それならよろしい!」 なんて、嬉しそうに笑った。 桃子は、(もうすぐ22歳。こんな常識はずれな恋は、苦しくて、淋しいだけ。これからは、イキイキとした素敵な恋をしよう。) 心に誓った。
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