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桃子と智美の通勤しているビルは、二人の自宅から車で10分位。
桃子は、自宅に着くなり急いで支度をした。
間もなく、智美の車の音。
「お待たせ。」
桃子は、智美の車に乗り込んだ。
「ねぇ桃子」
「なに?」
「何?じゃなくて。課長との事だよ」
いい加減にしなよ!と言わんばかりの口調。
「わかってるって…」
そして桃子は、別れるつもりでいる事を告げた。
智美は、笑顔に戻って
「それならよろしい!」
なんて、嬉しそうに笑った。
桃子は、(もうすぐ22歳。こんな常識はずれな恋は、苦しくて、淋しいだけ。これからは、イキイキとした素敵な恋をしよう。)
心に誓った。
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