序章―Be Disgusted―

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2人の間に微妙な空気が流れる――…… すると、前にいる女の子が何か思い立ったのか、さっきまで俺の顔見てた顔が少し強張(コワバ)り焦っている気がする。 亜稀「きゅ…急に飛び出してすいませんでした。\\\」 女の子が少し頬を赤めていたが俺がそんなのに気づかないてか、あんまりまじまじ見てしまうと俺の方が赤くなっちまう。 春希「あ…いや、俺も悪かったすまない。」 亜稀「あの。本当にすいませんが急ぎますんで…。」 春希「えっ……あっあははは…どうぞ。」 彼女は頭をペコペコと下げながら、坂道を登り始めた。 あの子…\\\ポッ ってあの子のジャージのバックプリント……O…SA…大阪選抜? 何のだ…? この頃の俺には分からなかった彼女がサッカーをしていることは。 そう、あの時までは。
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