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行く宛もなく、散々歩き回り、力尽き、座り込む、
いつのまにか、寝てしまっていた、
昇)なんだこの匂いに、いいにおいが、鼻につきまとう、
店のオヤジ(おー、起きたか、店の前で寝られちゃ邪魔だよ、それくって、さっさと帰りな)
と目の前には、チャーハンとスープが、昇、一目散に、チャーハンに飛び付き、口にかけこむ、
店のオヤジ(なんだ腹が減ってたんだな、とらねえから、ユックリ食いな)
昇)チャーハンをがっつきながら、涙がこぼれた、
いままで、食べたどの飯よりも、最高にウマイ飯だった、極限の空腹で、たべたからであろう、
いや、それだけではない、この、店のオヤジのあたたかさが、余計にうまく、感じさせたのだ、
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