山下 潤一
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今ここで舌を噛み切って 死ぬことだってできる。 でもそれじゃあ なんの意味もない。 全ての人が 納得する形で 死ななければ。 絞首台で いつ落ちるのかわからない恐怖と不安にかられながら 俺は まるでてるてる坊主のように ゆらゆら ゆらゆら 体を揺らすのだ。 ゆっくり ゆらゆら ゆらゆら… それが 俺への裁き。 罪には 罰を。
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