そのいち

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土曜日。 次の日が日曜日だからだらだらできる日。 現在時刻、午前11時。 ほど好く冷房の効いた部屋で布団に潜る。 至福。この一言につき「起きろ凜鳥ぉぉおう!!」 びすっ 「おべぁっ」 「今日はいい天気だ!ピクニックに行くぞ!」 衝かれた。突かれたでなく、衝かれた。 「か…楓…。人をwake upさせたい時に喉を衝くな…」 「魔神昇天撃だ!」 「そうか」 考えるのを止めた。 とりあえず(魔神昇天撃で)起こされてしまったため、階段を降りて居間に行く。 「あら、おはよう。」 「おはよう美花姉ぇ…」 居間には長女で親代わりの美花が寛いでいた 「朝ご飯、台所あるからね」 「うん、ありがとう…朋実は?」 冷蔵庫から豆腐を取り出しつつ尋ねる凜鳥。 そして、ふと縁側を見る。 「!?」
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