そのいち

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「ちなみに拒否権なんかぁない!」 「それはお願いじゃなくて命令だ」といいたいのをぐっと堪えたかった凜鳥。 「じゃあ命令だ!」 口走ってしまってたか…と己のツッコミ気質を呪いつつ、うなだれた。 美花は 「たまにはそういうのもいいわよねぇ~」 と言って席を立った。 弁当を作るそうな。 なってしまったのはしかたない、と凜鳥も諦めて、準備を手伝おうと席を立った。 ふと、縁側を見ると 朋実が三点倒立を決めていた。
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