訪問者再び

4/26
前へ
/325ページ
次へ
優七は机を離れベットの方へ行くと、俯せにうずくまり数十秒じっとしていた。 そして思い出す。今日の昼休み、バットに強化魔法をかけた時のことを… 「…祈梨のこともそうだけど、最近僕も変なんだよなぁ」 優七は右目を触る。 「魔法使うと右目が痛くて…」 華井との決戦の後あたりからだった。 優七は最近魔法を使うと調子が悪くなる。右目に違和感が出るのだ。 今日、魔法実習をサボったのもこれが多少影響してくる。 「気のせいかなぁ」 優七は目を閉じると、そのまま夢の中へと旅だっていった。
/325ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5950人が本棚に入れています
本棚に追加