二章

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後ろを振り返る。 『あ!!憂先輩。生きてたんですね。』 「俺には、死んでいて欲しい…と?」 『ええ。』 頭に手を乗せられ、力が加わる。 『痛くないですよ?それより、速く手を離して下さい。納豆菌が移る。』 完全に嫌みを言った。 「お前は、先輩にそんな事言っていいのかぁ?」 『はい。つーか、私より弱いくせに♪じゃ、さよなら。』 「煉、何処行くんだよ?」 『学校です。』 愛想のない答えを出す。 「○○男子高校…」 煉は生徒手帳を見せながら、言った。 『じゃ、急がないとマズいんで。』 そう言い男子校に行った。
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