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熱弁❗碇司令
「信じられない。私は何故、此処に居るのだろう…」
「不法進入、人権侵害、セクハラ等の罪を犯したからかなぁ?」
警官がペンを机にカツカツ触れさせながら言う
「いや!違う!」
目をカッと見開き、司令の熱弁が始まった
「私はエヴァに、感情を。少女の可憐な感情という情報を組み込みたく、それをこの眼と頭にインプットすべく。息子も通う学校へと行った!そしたら可愛い女子の声が…!」
「で?」
「水しぶきあがるプールにて、女子達の笑い声、小麦色した肌、しなやかな動き」
「うん。」
「上腕二頭筋の筋。」
「うん。―うん?」
「項から肩甲骨にかけた皮膚!」
「ひ―皮膚?」
脱線して展開に追い付けない警官を尻目に、熱弁を繰り広げる司令。
「筋肉や皮膚は再現出来なくとも、水浴びしたら笑ったり。恥ずかしがる少女の仕草を、是非エヴァにと!」
「はい。もう調書取る気にもならんので、お帰りください。出口は向こうです」
「まだ全てを話してない!」
「終了!ありがとうございましたぁ!」
はい、次は強制退出。
「あれ?司令、帰って来た!」「だから、言ったでしょ?」
シラッと言い放つシンちゃん。「シンジ!まだ言い足りない!」
「お断り!もう恥ずかしい真似しないでよね。」
「ならば、冬月~!!」
強いぞシンちゃん
ヘタレだ父ちゃん
色々あるけど まぁ 頑張れ
「今度はもっと練った、マシな話を頼みます」
うっ…
頑張ります…
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