Ⅹ 運命の相手

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『何も大変じゃないよ。楽しくって楽しくて。欲を言えば一緒に選べなかったのが残念だったけど。』 『…ごめんなさい。』 『謝るようなことじゃないよ。趣味に合わないのがあれば、変えて行っていいよ。一番くつろげるようにして欲しいから。』 何も遮るものはない。二人だけの空間。回りも気にしなくていいし、ずっと一緒にいられるのだ。今日から。名残惜しげにさよならをする必要もない。朝目が覚めたら、大切なあなたが僕のそばにいる毎日が続く。 二人で夕飯を食べて、お互いの夢を語り合った。僕らはお互いにずっと一緒に添い遂げたいと思っていた。白髪が生えても一緒に寄り添って、人生を楽しみたいと。
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