第3幕

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その日は昼間からずっと、ムーンと満月の再会パーティーを開いていた。 女性と男性は飲めや歌えやと酒を煽りまだ夕方だと言うのに既に出来上がっていた。 ムーンは再会から今まで片時も満月から離れる事なくピッタリとくっついていた。 すると不意に浮遊感がムーンに訪れ、男性に抱き上げられたのだと理解した。 男性はムーンを高く上げると女性と青年が集まり何をするのかと思っていたら、いきなり下に落とされまた上に上げられた。 属に言う胴上げである。 「「「我等がキューピッドにバンザーイ!!バンザーイ!!」」」 ある程度胴上げをして満足したのか男性はムーンを下ろしまた女性と飲み始めた。 ムーンはくたくたになりながら満月の元へ帰った。 「ごめん…ムーン」 ムーンは満月の膝の上に乗るとぽてりと倒れこんだ。 「ありゃりゃ…ママ!ムーン疲れたみたいだから部屋連れていくね」 「そお?ゆっくり休ませてあげなさい」 満月はムーンを優しく抱き上げ自室のベットの上に下ろした。 「ムーン、大丈夫?」 『あ、あぁ……なんとか……』 「本当ごめんね?でも嬉しかったな、まさか会えるとは思っても見なかったもん!」 『あぁ、俺もだ…でも、こうしてまた会えた……どんなにこの時を待ち望んだ事か………』 「ムーン!会いに来てくれてありがとう!!」
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