第3幕

5/8
前へ
/20ページ
次へ
二人が感動に浸っていると、ゆっくりと部屋の扉が開いた。 「今、キューピッドちゃん………喋ってた……」 そこには女性、男性、青年が立ちすくんでいた。 (マズイっ!!今の会話を聞かれた!!!やっと、やっと会えたと言うのに………) 二人の背中には嫌な汗が伝った………… そして二人は生唾を飲み込み、次に飛んでくるであろう罵倒の数々に目をつぶった。 ムーンは覚悟する。 (大丈夫だ……一目でも満月の元気な姿を見られたんだ…………それだけで……充分だ……)
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加