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「ねぇ…広夢は夏休み本当はどこ行くの?」
凜が真剣な顔をして話しかけてきた。
「え?どこって学校で言った通り親戚の所で……」
「嘘言わないでよ…私、わかってるんだから……」
凜は真剣な眼差しで俺のことをじっと見つめている。
「はぁ~、やっぱ嘘だってわかってたんか。」
俺は溜め息混じりでそう言った。
「当たり前でしょ!!あんな見え透いた嘘で騙せるのは剛君くらいだよ…」
凜がうつむきながら言った。
「しょうがないな、じゃあ本当のこと話すよ…」
俺は観念して話すことにした。
「実はな…俺の所にお前らが言ってた『招待状』が来たんだ…」
「え、あの噂、本当だったの!?」
さすがに凜も驚きを隠せないようだった。
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