告白、そして別れ・・・

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「そうらしいな、夏休みの初日から始まるみたいなんだ」 俺は淡々と話していった。 「私たちに嘘ついたのは私たちがついていきたがるから?」 「あぁ、それに、来た手紙に『1人に別れを告げろ』って書いてあったからな」 あえて『一番大切な』という部分を省いていった。 「別れって………… ねぇ広夢、今から行かないことにはできないの?」 凜がまたうつむきながら聞いてきた。 「きっとできないだろうな… ま、そんなに心配すんなよ、きっと平気だって」 俺は笑って言いながら凜の背中を軽くたたいた。 「バカ!!そんな訳の分からない所に行くんでしょ! ………心配に決まってるでしょ…………」 凜がうつむいたまま震えた声で言ってきた。 それを聞いた俺はただただ立ち尽くすだけだった。
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