一通の手紙…

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その手紙を送り返してから三日後、今度は封筒が届いた。 封筒を開けると、その中には真っ黒な紙が一枚だけ入ってる。 広夢はその紙を取り出して読んでみた。 その紙にはドス黒い赤でこう記されていた。 【ゲームの参加ありがとうございます。 この手紙が届いてから1週間後までにあなたがゲームに持っていく物を1つだけ持ってきてください それとあなたの一番大切な人に別れを告げておいてください】 と書かれていた。 「大切な人に別れを告げろだと?なんか意味あるんかよ?」 俺は思わずそう口にした。 「それにしても俺の大切な人って誰だ?」 俺はそのことだけをずっと考えていて、授業もまともにできなかった。
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